ギルド（旧ハッピークレジット）からの借入について、２０年以上支払いができないままになっていたところ、突如として請求書が届きました。弁護士に依頼して、消滅時効援用で借金を帳消しにして解決しました。

消滅時効援用

2024/08/08

ご相談者様

Ｋさん（60代　男性）

職業	会社員
借入先	消費者金融
債務総額	１社５０万円
住所	大阪府

Ｋさんは、２５年ほど前にハッピークレジットという貸金業者から５０万円を借り入れ、その後借りたり返したりを数年繰り返していました。正社員として仕事をしていたＫさんは順調に返済をしていましたが、体調を崩して退職を余儀なくされ、貯えもなかったので、たちまち支払い困難に。

その後夜逃げ同然の状態になり、支払いができないまま２０年以上経過。Ｋさんも昔の借入のことはすっかり忘れたような状態で生活をしていましたが、突如ギルドという会社から請求書が届きます。聞いたこともない会社名で、何のことかと思いましたが、調べてみると昔のハッピークレジットという会社だとわかりました。

請求額は２０年分の利息・遅延損害金が加算され、約３００万円。とても払えない金額でどうしたらいいかを相談するため、みお綜合法律事務所に来られました。

当事務所が関わった結果

Ｋさんから事情を確認すると、ハッピークレジット（→トライト→ヴァラモス）→ギルドからの借入は、２０年以上返済しておらず、途中で裁判をされたり、和解書等の書面を作成したこともないとのことでした。

消費者金融からの借入は、５年以上支払いを止めていると消滅時効により返済をしなくてよくなる可能性があります。そこで、Ｋさんから消滅時効援用の依頼を受け、手続きを進めました。消滅時効を援用する内容証明郵便を送付し、最終的にギルドから消滅時効で問題ないとの回答が得られました。これにより、Ｋさんの借金は帳消しとなり、長年の借金問題は解決しました。