このままではいけないと考えたKさんが、借金の整理をしたいと当事務所に相談に来られた時点で、借金は4社からの計200万円になっていました。
自己破産
2018/08/30
ひとり親家庭で家計が逼迫。自己破産により借金を0に。
離婚して2人の子どもをひとりで育てる厳しい生活。生活保護では足りない分を補うために重ねた借金から、自己破産で解放された。
ご相談者様
Kさん(50代 女性)
借入先 |
銀行、クレジットカード |
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債務総額 |
200万円 (4社) |
住所 |
兵庫県 |
Kさんは離婚後、2人の子供をひとりで育てていました。ただでさえ時間がない状態でしたが、Kさんは病気がちで、仕事はパートくらいしかできませんでした。生活費が不足するため、生活保護を受けるようになりましたが、それでも収支が合わない時は、クレジットカードや銀行から借り入れをするようになりましたが、徐々に借入額が増え、更に生活は逼迫していきました。
ご相談時の借金状況
解決までの道のり
Kさんは生活保護を受給されていましたので、借金を返していけないことは明らかでした。また、借入の原因は主に生活費不足であり、借入の経緯も問題ないと判断できました。そこで、自己破産での解決を選択し、手続きを進めました。Kさんは、大きな財産も特になかったため、裁判所で問題なく免責が認められ、長年にわたってKさんの悩みの種だった借金問題は、無事解決できました。
破産制度はやむを得ない事情で借入が増えてしまった方を救済するための制度です。財産が無く、借金を返したくても絶対に無理、という、Kさんの様な人にぴったりな解決方法で、裁判所に申し立てて、借金を帳消しにすることができます。破産をせずに何とか返済していきたいという方も多いのですが、多重債務に陥った人々を救うための国が作った救済法ですので、困ったときには利用することをお勧めします。
担当弁護士のまとめ
ひとり親家庭では収入が不足することが多く、生活が厳しくなりがちです。Kさんも生活費不足のため借入に頼ってしまいましたが、利息が付くため、借入をすることでさらに収支が悪化してしまいました。カードローンなどの借入額が年収額を超えるような場合には、返済はほぼ不可能ですので、速やかに弁護士にご相談いただければと思います。