1000万円もの借入はとても返せる金額ではありませんでした。借入の経過は問題ありませんでしたが、Tさんはかつて一度破産をしていたことから、裁判所で丁寧な審査が必要となり、破産申立書の提出以外に、裁判所で免責のための審尋が行われました。最終的には、無事破産・免責が認められ、Tさんは1000万円の借入から解放されました。
自己破産
2019/12/11
家族の病気が理由で借入を開始。膨らんだ借金は破産で免責に。
ご相談者様
Tさん(50代 男性)
職業 |
トラックドライバー |
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借入先 |
銀行・クレジットカード・消費者金融 |
債務総額 |
10社 1000万円 |
住所 |
大阪府 |
Tさんは、結婚し妻と共働きで生活していましたが、ある時離婚し、一人暮らしになりました。そのため、賃料などの生活費がかさみ、ほとんど貯金をすることができませんでした。
そのような時、親と兄弟が病気になってしまい、入院の費用や交通費などが高くつき、借入をすることにしました。大きな額ではなかったのですぐに返済できると思っていましたが、利息が18%程度と高く、支払っても支払っても元本がなかなか減りませんでした。そのため、他のところから借入をして支払いをするようになりましたが、毎月の返済額がさらに増えるだけで、支払いが益々厳しくなってしまいました。
自転車操業状態になり、毎月何とかしのいでいるうち、借入は10社1000万円ととても返済できない金額になりました。Tさんは、どうしようもなくなり、破産で解決しようと弁護士に相談することにしました。
当事務所が関わった結果
担当弁護士のまとめ
借入額が非常に大きくなったため、破産に至った事案です。毎月の返済額は15万円から20万円にもなり、収入のほとんどが返済に消える状態でした。破産を決意され、ご依頼いただいた後は返済がストップになり、支払いに追われることのない平穏な生活を取り戻すことができました。最終的に免責が認められ、無事解決に至りました。