借入金の合計は、9社からの500万円にもなっていました。住宅ローンも残っており、このままでは、完済はおろか、暮らしが破綻するのは目に見えていました。
競馬で作った借金を、個人再生で大幅に圧縮し、持ち家を手放さずに問題解決。
家族4人の生活の、将来の経済的不安がストレスとなり、趣味で楽しんでいたはずの競馬にのめり込んだKさん。気が付けば大きな借金になり、支払いを続けても元本が減らないため、弁護士に相談して、個人再生で解決へ。
ご相談者様
職業 |
会社員 |
---|---|
借入先 |
銀行・クレジットカード・消費者金融 |
債務総額 |
9社 500万円 |
住所 |
兵庫県 |
Kさんは、妻子との4人家族で、住宅ローン、生活費、2人の子どもの学費を、妻と協力してやりくりしていました。趣味の競馬は小遣いの範囲で楽しんでいたのですが、生活費や学費が徐々に増えていく中、本来ならば節約しなくてはならないのに、経済的な不安によるストレスから、逆に競馬に注ぎ込む金額が増えていきました。競馬に使うお金が足りなくなり、銀行・クレジットカード・消費者金融から少額の借入をするようになりましたが、競馬に負け続け、いつのまにか大きな借金となってしまいました。毎月7~8万円を返済していましたが、元本がまったく減らず、このままでは利息を払い続けるだけで完済のめどが立たないことに気が付き、相談に来られました。
ご相談時の借金状況
解決までの道のり
Kさんは安定した収入のある会社員で、ローンが残っているものの、持ち家もあります。そのため、家を残す方法として個人再生を検討したところ、住宅ローン以外に月4万円ぐらいなら返済できることがわかりました。
Kさんの借入額は500万円ですが、個人再生をすれば、100万円に圧縮して3年で支払うことになるので、毎月の支払いは約3万円ですみます。これなら、日々の暮らしに無理なく支払いができると判断し、手続きを進めました。
きちんとローンを支払ってきた持ち家を残したいという希望と、家計の収支状況を見ても、個人再生後の支払いができそうであったことから、手続きを進めることになりました。
弁護士に個人再生手続きを依頼すれば、借金の支払いが一旦停止します。その間に、無理の無い範囲で弁護士費用を分割でお支払いいただき、それが完了した時点で個人再生を申し立て、借金を圧縮することで、債権者への支払いを再開することができました。
担当弁護士のまとめ

個人再生は自己破産と違い、一定額の支払いが必要となりますが、住宅ローンを支払っている持ち家を残すことができます。また、ギャンブルや浪費などが原因の借金でも、特に問題なく手続きできるというメリットがあります。Kさんの様に、毎月の支払いを大幅に軽減することができますので、借金の支払いが困難になり、住宅ローンもあるという方は、個人再生で家計の建て直しを図ってみられてはいかがでしょうか。ぜひ一度、当事務所にご相談ください。