高額の住宅ローンを組んで生活が破綻。個人再生で家を守り借金を圧縮。

個人再生

2019/12/15

ご相談者様

Ｔさん（４０代　男性）

職業	会社員
借入先	銀行・消費者金融・住宅ローン
債務総額	４社　５００万円
住所	大阪府

Ｔさんは、自宅を購入するためにマンションに見学に行ったところ、販売の担当の人に勧められたこともあって、年収の６～７倍と高額の物件を購入しました。ローンの審査も無事通りましたが、毎月の支払額約１２万円に加え、ボーナス払いを併用するという厳しい返済計画になりました。

住宅ローンは最優先で支払っていたＴさんですが、生活に回すお金が不足してしまいます。不足分は銀行や消費者金融からの借入で補いましたが、住宅ローンの支払いにカードローンの返済が加わったことで、一気に立ち行かなくなり、借入が雪だるま式に増えていきました。最終的にカードローンの借入が約５００万円となったところで限界を感じ、家を守って借金を減らしたいと考え、当事務所に相談に来られました。

当事務所が関わった結果

Ｔさんから収入・支出をお伺いしたところ、住宅ローンの支払額が大きいため、毎月の余剰は４万円程度でした。ただ、５００万円ある借金を個人再生で圧縮すれば、毎月の支払額は約３万円になるため、個人再生の手続きをすれば毎月何とか支払いをしていける状況でした。

ご依頼の後は、個人再生に必要な資料を収集し、裁判所に住宅ローン特則付き個人再生を申立てました。一定の余剰があったことから無事個人再生が認められ、毎月の支払額は約３万円位圧縮することができました。

担当弁護士のまとめ

高額の住居を購入したことで生活が苦しくなった方の事例です。個人再生では、住宅ローンを支払っている自宅を残しつつ、他の借金を圧縮することができます。
返済は厳しいものの自宅は守りたいという方は、個人再生手続きがお勧めです。当事務所では個人再生申立も数多く行っていますので、一度ご相談いただければと思います。