Kさんの毎月の収入は、ボーナスも含めると約43万円、住宅ローンの支払いは毎月約12万円、その他の支出は約16万円となっていました。相談に来られた時は、毎月の返済額が15万円を大きく超えているため、借入をして返済に回す自転車操業状態になっていました。この点、個人再生では、住宅ローン以外の負債が2000万円の場合、300万円を3年で払うことができれば、1700万円は免除を受けることができます。月の支払額は約85,000円で、Kさんの収支の状況からすると余裕をもって支払うことが可能な金額でした。そこで、個人再生の手続きを進め、最終的に、裁判所で個人再生による債務の圧縮を認められました。 |
個人再生
2021/07/18
総額2000万円・毎月15万円の返済を個人再生で債務圧縮
ご相談者様
Kさん(40代 男性)
職業 |
会社員 |
---|---|
借入先 |
銀行・クレジットカード・消費者金融・奨学金・住宅ローン |
債務総額 |
15社2000万円 |
住宅ローン |
2500万円 |
住所 |
大阪府 |
Kさんは、学生時代に奨学金で授業料を支払い、結婚して子供ができてからは教育費等を借り入れで補い、さらに自宅マンション購入の際に住宅ローンを組むなどして、借入が大きく増えてしまいました。借入額は住宅ローンが約2500万円、その他が約2000万円にもなり、何とか支払いを継続していたものの、勤務先の残業規制が厳しくなって収入が下がってしまったことから支払継続を断念。自宅を残しながら債務整理をしたいとして相談に来られました。
当事務所が関わった結果
担当弁護士のまとめ
住宅ローンの支払いとその他の債務の支払いが大きくなり、個人再生で借金問題を解決した事例です。個人再生では、住宅ローンの支払継続ができれば、自宅を維持しながら他の債務を圧縮して、債務の整理をすることができます。当事務所では、個人再生の事案も数多く取り扱っていますので、自宅は維持したいものの、債務の支払いが厳しくなってきたという方は一度ご相談いただければと思います。