ご相談時のAさんの借入は下記の通りでした。
住宅ローン 1600万円
教育ローン 500万円
銀行借入 600万円
社会福祉協議会 200万円(新型コロナウイルス感染症に伴う生活福祉資金の特例貸付)
住宅ローンの支払は月10万円強、教育ローンと銀行借入の返済が15万円にもなっていました。Aさんは定年後の仕事からの収入と、年金収入がありましたが、収入は合計31万円ほどであったため、収入のほとんどが返済に回りかねない状況です。
一方、個人再生をすれば、1300万円ほどある債務は5分の1の260万円に圧縮でき、5年分割であれば毎月45,000円ほどで済みます。仕事の収入と年金収入、住宅ローンの支払、生活費の支払を考えると、何とか50,000円ほどは支払いができそうであったことから、住宅ローン特則付き個人再生の手続きを進めることになりました。