Uさんから事情を確認したところ、破産手続きでは免責不許可事由があり、また、自分か使ったものなので少しでもいいから返済をしたいとのことでした。そこで、個人再生で債務の整理ができないかを検討しました。
Uさんの収入は毎月約40万円です。支出は約30万円。余剰は毎月約10万円になります。財産は特になく、個人再生をした場合の毎月の支払額は6万円強と見込まれました。以上を踏まえると、毎月の余剰で十分に支払いが可能と考えられるため、個人再生の手続きを進めることにしました。
ご依頼後は、個人再生申立に必要になる資料を収集し、裁判所に再生の申立をしました。その結果、裁判所で個人再生が認められ、負債は1100万円→220万円に圧縮、毎月の支払額も20万円以上→6万円強に圧縮できました。
個人再生
2025/03/15
銀行・クレジットカード・オートローンの借入が約1100万円。個人再生で約220万円に圧縮。
ご相談者様
Uさん(30代 男性)
職業 |
会社員 |
---|---|
借入先 |
クレジットカード・銀行 |
債務総額 |
8社1100万円 |
住所 |
大阪府 |
Uさんは、毎月の給料の手取りが約40万円あり、社内の付き合いでおごることがよくありました。その支払いはいつもクレジットカードで、請求額が大きくなってしまったときに、あとからリボを利用するようになりました。
リボ払いに変更すると、毎月の返済額は大幅に少なくなります。ただ、毎月の返済額が少なく、手数料も大きいため、残高はなかなか減らないようになります。Uさんも、リボ払いに変更して、とりあえず楽になったものの、使うたびに残高と毎月の支払が大きくなっていくようになりました。
徐々に残高と支払いが大きくなってくるのを見て、Uさんはパチンコで勝てば返済できると考えてしまい、パチンコに通うようになりましたが、負けが続き、クレジットカードの残高はさらに膨らんでしまいました。
銀行からも借り入れをしたり、オートローンを組んだりしているうちに、負債は約1100万円、毎月の支払は20万円以上になり、とても返済できないと考えたUさんは、みお綜合法律事務所に債務整理の相談に来られました。
当事務所が関わった結果
担当弁護士のまとめ

個人再生で債務を圧縮して、経済的再生を果たした事案です。個人再生は、債務を圧縮して支払っていく手続きですが、自己破産と違って免責不許可事由の問題がなく、手続きをやりやすい面があります。
借金の返済に困った方は、個人再生も含めて債務整理を検討する必要がある場合もあります。一度みお綜合法律事務所にご相談ください。
借金の返済に困った方は、個人再生も含めて債務整理を検討する必要がある場合もあります。一度みお綜合法律事務所にご相談ください。