Kさんはクレジットカードのリボ払いも利用しており、積もり積もった割賦販売の未払い金と合わせて借入は200万円ほどになっていました。月々の返済金は約7万円でしたが、Kさんの再就職後の収入で7万円もの金額を支払ってしまうと、生活が成り立たないため、何とか債務整理で問題解決できないかというご相談でした。
リストラに遭って収入が減ったことで、割賦販売方式で購入したカメラの代金を払えなくなったKさんは、債務整理の手続きをとったことで、無理なく支払える返済方法への変更が叶い、無事に商品を手に入れることができました。
借入先 |
クレジットカード(リボ払い) |
---|---|
債務総額 |
200万円 |
あるメーカーの工場で派遣社員として働いていたKさんにはメカマニアの趣味がありました。家電やカメラが好きで、ときどきは高級なカメラを購入したりして楽しんでいました。といっても、高額商品は割賦販売で購入していたので支払いに問題はありませんでした。ところが、勤めていた工場が閉鎖されることになり、そのあおりを受けてKさんの派遣契約は終了になってしまいました。運よく他の工場に再就職できましたが、収入は以前より大幅に下がりました。順調に払い続けてきた割賦販売の返済金もこれまでのようには支払えなくなり、Kさんは途方に暮れてしまいました。
Kさんはクレジットカードのリボ払いも利用しており、積もり積もった割賦販売の未払い金と合わせて借入は200万円ほどになっていました。月々の返済金は約7万円でしたが、Kさんの再就職後の収入で7万円もの金額を支払ってしまうと、生活が成り立たないため、何とか債務整理で問題解決できないかというご相談でした。
Kさんは無理なく払える返済方法に変更して、返済し終えたいというお考えだったので、方法としては任意整理をお勧めしました。給料から毎月の生活費を差し引いた後、4万円なら返済できるとのことでした。さっそく弁護士が動き、数社あった業者と交渉した結果、将来の利息は0%になり、60回の長期分割弁済で和解が成立しました。
お話を伺ってみると、Kさんには未払い分の代金を返していく意志がおありでした。また、再就職で手取りが減ったとはいえKさんは給与所得者であり、継続収入が見込めることがわかっていたので、返済能力があると判断して任意整理で解決することになりました。
Kさんの家計における収支をもとに、無理なく返済に充てられる金額を検討した結果が月々4万円の60回払いでした。債権者の合意も得られ、Kさんは順調に返済を続けておられます。