支払いが少なくなると思って利用していたリボ払いですが、いつの間にか毎月の支払いが10万円にもなり、ショッピングの利用金額は計3社から280万円にもなっていました。
返しても返しても支払額は増えていき、元本が減らないことに気が付いたNさんは、経済的な立て直しをするため、当事務所に相談に来られました。
リボ払いで高額なブランド品を購入。月々の支払額が少なくて済むため気が大きくなり、次々と買い込むうちに、気が付けば借金地獄に。弁護士に相談し、個人再生で280万円の債務を100万円に圧縮できました。
職業 |
会社員 |
---|---|
借入先 |
クレジットカード |
債務総額 |
280万円 |
住所 |
大阪府 |
Nさんはショッピングが趣味で、支払いはいつもクレジットカードでした。初めのうちは、翌月一括払いですぐに支払っていましたが、高額なブランド品を買った時に、一括払いが不可能なことに気付き、リボ払いに切り替えました。一括払いなら一気に30万円程度を支払う必要がありましたが、リボ払いにしたので、翌月の支払いは1万円で済みました。これで気が大きくなってしまったNさんは、さらにショッピングをするようになり、カードショッピングの金額は、一気に上限枠に達してしまいました。そのため、Nさんは他のクレジットカードを作り、付いてきたリボ払い枠をさらに使うようになりました。
支払いが少なくなると思って利用していたリボ払いですが、いつの間にか毎月の支払いが10万円にもなり、ショッピングの利用金額は計3社から280万円にもなっていました。
返しても返しても支払額は増えていき、元本が減らないことに気が付いたNさんは、経済的な立て直しをするため、当事務所に相談に来られました。
Nさんの収支の状況を調べてみると、Nさんは正社員で安定した給与があること、月4万円程度であれば何とか返済ができることが分かりました。個人再生をすれば、280万円の借入金は100万円まで圧縮でき、月の支払額は3万円弱になると見込まれましたので、Nさんのご希望も踏まえ、個人再生の手続きを進めることにしました。
資料を集め、申立を行ったところ、見込み通りの債務圧縮ができ、毎月の支払額は3万円弱に抑えることができました。
Nさんの借入の理由はショッピングで、浪費と言えるものであったため、自己破産の手続きをしても免責不許可事由に該当すると考えられました。また、Nさんご自身が借入は支払える範囲で支払っていきたいと希望されたことと、正社員で安定した収入があること等から、個人再生手続きを選択しました。
個人再生では借金の理由は不問のため、裁判所の許可もスムーズに得ることができ、Nさんは、弁護士と共に立てた再建計画で、支払額を圧縮し、今は支払いに追われることなく、経済的にも精神的にも安定した生活を送られています。