Gさんの負債は1000万円にもなっており、一般的には、破産も考えられるところでした。ただ、Gさんは、警備員の仕事をしており、破産をすると仕事ができなくなってしまうことから、破産は選択できませんでした。
そこで、個人再生の手続きを選択できるか検討しました。個人再生は、債務を圧縮するとは言え、支払いをしていく手続ですので、家計の余剰と弁済見込額が大きなポイントになります。Gさんの場合、収入は月24万円ほど、支出は月17万円ほどで、余剰は月7万円ほど、弁済見込額は1000万円÷5÷36か月=月6万円弱であったため、個人再生を進めることができると判断。個人再生をお受けして、手続きを進めました。
ご依頼後は、財産・負債・家計状況・借り入れが増えた原因などを確認して、申立を行いました。その結果、裁判所から債務を圧縮することが認められ、Gさんの返済は無理のないものに変更ができました。
なお、弁護士費用については、ご依頼いただくことでカード会社等への返済を止めることができますので、それによりできた余剰から分割してお支払いいただきました。