仕事がすぐに見つかると考えていたAさんですが、なかなか就職が決まらず、別の消費者金融会社からも借入れするようになっていきました。借入れ額は増える一方で、ようやく仕事が見つかった頃には総額300万円ほどにも達していました。金利の返済だけでも毎月4万円ほどが必要で、借入れは減るどころか、返済のために借入れをしないといけない状態になっていました。
ついに支払い不能に陥ったAさんには、消費者金融からの督促が次々に来るようになりました。なすすべもなく、督促に反応しないままにしていたところ、しばらくすると督促は来なくなりました。
ところが、5年近く経ったある日、消費者金融から立て続けに裁判を起こされました。驚いたAさんは、借金問題に終止符を打つべく、弁護士に相談に来られました。