奨学金や生活費で膨らんだ借金を自己破産で解決。

自己破産

2024/04/02

ご相談者様

Ｋさん（20代　男性）

職業	会社員
借入先	銀行・クレジットカード・奨学金
債務総額	１０社４００万円
住所	大阪府

本件は、以下のような事情で破産の相談に来られました。

ご相談に至った経緯

・学生時代の学費について奨学金で充当（約２００万円）
・卒業後就職したものの、非正規雇用で月収は１０万円程度
・生活費不足のため、銀行・クレジットカード会社・消費者金融から借入
・返済をリボ払いにしていたので、なかなか元本が減らず、借金は雪だるま式に増加
・数年で奨学金以外の借入は２００万円程度、毎月の支払額は４万円程度に
・手取りが少ない中で返済に限界を感じ、自己破産をしたいとしてご相談

当事務所が関わった結果

Ｋさんから話をおうかがいすると、手取り収入のほぼ全てが生活費に回っており支払いを継続するのは困難な状態でした。また、借り入れの原因は収入不足からくる生活費であり、免責に問題はないものと考えられました。財産について確認したところ、特に大きなものはないとのことでした。そのため、Ｋさんの希望通り、自己破産で手続きを受任。

受任後は、債権額調査を行うとともに、通帳・給与明細・家計収支表等破産申し立てに必要になる書類を収集し、破産申立。申立後の裁判所の審査では問題なく破産・免責が認められ、Ｋさんは借金返済に追われる日々から解放されました。

担当弁護士のまとめ

自己破産で借金問題を解決しました。自己破産は、借金を０にする一方、大きな財産があれば手放す必要があります。また、財産の散逸や、高額な支出、免責不許可事由がある場合は、裁判所による細かな審査が必要になります。
そのため、借金の返済に困ったからといって安易に自己破産を選択できない面がありますが、本件は大きな財産はなく、財産散逸・高額支出・免責不許可事由の問題もなかったため、自己破産の手続きを進めることができました。