消費者金融のカードキャッシングと、ショッピングのたびごとに利用したリボ払いのツケがたまって、総額400万円もの借金ができていました。
浪費三昧から借金三昧へ。 一流企業のOLが陥った カード+リボの甘い罠。
一流企業にお勤めのOLが贅沢ツアーやブランドショッピングなどの浪費生活を続けた挙げ句、借金苦に陥って…。
ご相談者様
職業 |
会社員 |
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借入先 |
クレジットカード、消費者金融(計5社) |
取引期間 |
6年 |
債務総額 |
400万円 |
自分へのごほうびに同僚と参加した海外への贅沢ツアーが始まりでした。高級ホテルに泊まり、ブランドショッピングを楽しむためのお小遣いに、軽い気持でカードキャッシングを利用して現金を用立てました。現地では月々の返済がラクだからとリボ払いを選択。その後も派手な生活は続き、飲み会や旅行などで、浪費癖に拍車がかかっていきました。
ご相談時の借金状況
借金はこうして膨らんだ
はじめのうちは給料を月々の返済にあてることで乗り切っていました。そのうち給料だけでは追いつかなくなり、返済のためにまたカードキャッシングを利用。いざとなればボーナスで一括返済すればいい、そう考えていたらボーナスがダウン。返済が滞るようになり、今度は消費者金融からも借りるようになっていきました。
「みお」が選ばれた理由
借金が限界にきていると悟ったEさんは、給料の全額を自分のために使える独身のうちに返済したいと考えて、弁護士への相談を決意。女性同士、気安く相談できる女性弁護士のいる法律事務所がいいとインターネットなどで調べた結果、Eさんが選んだのが私たちの「みお」でした。
解決までの道のり
借金の内容は、大半が銀行のカードローンとショッピング時のリボ払いでした。消費者金融と違って、銀行は法定金利内で取引きします。リボ払いも手数料は法定金利内であるため、引き直しによる大幅な減額は期待できません。それでも、今後は浪費癖を改めて返済に専念するという彼女の意志は強かったので、任意整理による解決策を提案しました。
当事務所が関わった結果
400万円の債務は引き直しによる再計算で350万円までに減額されました。Eさんの給与所得は手取りで約20万円。可能な限り早く完納したいという彼女の意志を生かして計算すると。月々12万円返済すれば2年半で返し終わることが判明。この返済計画をもとに金融業者と交渉し、和解を得ることができました。
28歳という年齢を考慮に入れ、手続きの点でも簡単な任意整理を選択。利息を免除し、元金だけの返済で完済できるように交渉しました。
担当弁護士のまとめ
どんな場合もリボ払いは絶対に避けること。目先の返済金額の低さに気を取られた結果、莫大な借金を背負うことになります。結果的には、任意整理でカードが持てなくなったことも、Eさんが浪費癖を直すいいきっかけになったようです。