生活費不足で膨らんだ銀行や消費者金融からの借入について、任意整理で負担を軽減。

任意整理

2023/10/05

ご相談者様

Ｎさん（30代　男性）

職業	会社員
借入先	銀行・消費者金融
債務総額	４社３００万円
住所	大阪府

Ｎさんは、生活費が不足するときに銀行や消費者金融から借り入れをしました。初めは１０万円ほどの借入で、返済が厳しくなることは想像もしなかったものの、度重なる生活費不足と利息の支払で、借入は雪だるま式に膨張。数年のうちに借入総額は、４社で３００万円ほどになり、毎月の支払は１０万円程度になってしまいました。

どうしても支払いができない状況ではないものの、このままいくといつか破綻してしまうのではないかと考えたＮさん。インターネットを調べると、弁護士事務所・司法書士事務所で任意整理の依頼が可能であるものの、１４０万円を超える借入先は弁護士事務所でないと債権者との交渉ができないことが分かりました。Ｎさんの借入先のうち１社は１６０万円で１４０万円を超えていたため、弁護士事務所を検索し、当事務所に相談に来られました。

当事務所が関わった結果

上記の通り、Ｎさんの借入先は４社で３００万円、毎月の支払額は１０万円程度でした。

取引期間が数年と短いため、５年程度の長期分割は難しく、３年程度の分割になることが予想されましたが、３年であっても将来利息をカットすれば毎月の支払は85,000円程度で、支払は十分に可能でした。そのため、Ｎさんのご希望通り任意整理をお受けし、債権者との交渉を行いました。

その結果、やはり分割期間は３年程度になりましたが、将来利息をカットすることができ、毎月の支払は約85,000円に抑えることができました。

担当弁護士のまとめ

本件は、借入先のうち１社が１４０万円を超えていたため、弁護士による対応が必要になる案件でした。仮に、司法書士に依頼した場合、１４０万円を超える業者だけは弁護士に依頼する必要があり二度手間になりますし、一貫した方針に基づく債務整理が困難になった可能性があります。
Ｎさんは、当初から弁護士事務所に任意整理を依頼することで、依頼の際の二度手間がなく、一貫した方針のもと適切な解決をすることができました。