ペットにかかる費用、自動車ローンが家計を圧迫。個人再生で経済立て直しを図った事例。

個人再生

2019/12/05

ご相談者様

Ｙさん（５０代　女性）

職業	パート兼主婦
借入先	クレジットカード・消費者金融
債務総額	８社　３００万円
住所	大阪府

Ｙさん夫婦は子どもはおらず、その分それぞれが自由にお金を使う生活をしていました。例えば、Ｙさんは動物好きなのでペットのためであれば出費を惜しみませんでした。Ｙさんの夫は車が好きで、２年に１回くらいは車を買い替えてローンを組むといった具合でした。それでも、Ｙさんの夫は収入が十分にあり、Ｙさんも扶養の範囲を大きく超える収入があったため、問題なく支払いはできていました。ただ、自宅不動産をローンを組んで購入したことで出費が大きくなり、支払いが滞ることが増えてきました。Ｙさんは支払いに充てるため、手元にあったクレジットカードで借入をしたり、手軽に申し込みができる消費者金融で借入をしたりするようになりました。一時的には助かりましたが、利率は約１８％と高く、あっという間に支払いが厳しくなり、借入は雪だるま式に増えていきました。

借入額が３００万円くらいになり、新たな借入ができなくなったことで限界を感じたＹさんは、債務の整理をしたいとして当事務所に相談に来られました。

当事務所が関わった結果

相談時点でもＹさん夫婦の収入は一定程度あり、借金を圧縮すれば十分に支払いができる状況でした。そこで、３００万円の借金を１００万円に圧縮できる個人再生手続きを進めることにしました。

ご依頼いただくことで毎月のカードの支払いは停止となり、余裕ができた分で弁護士費用は分割でお支払いいただきました。資料を揃えて個人再生を申し立てたところ、無事個人再生が認められ、３００万円あった借金は１００万円に圧縮、毎月の支払いも１０万円程度から３万円程度に減額になりました。

担当弁護士のまとめ

夫婦それぞれが趣味に対してお金を使い、住宅ローンも組むようになって支払いが厳しくなったという事案です。借金を０にする破産手続きでは、借入の原因がどこにあるかを厳しく問われ、場合によっては破産・免責が認められないことがあります。しかし、個人再生は借入の原因が問われませんので、ある程度の支払いが可能な方にとっては使い勝手がいい手続きです。
当事務所では、個人再生をはじめ、破産・任意整理等の方法で多くの借金問題を解決しています。借金の返済が厳しい方は、一度ご相談いただければと思います。