借入金は、11社から計3,000万円で、月々の返済額は40~50万円にもなっていました。
ギャンブルで膨らんだ借金を、個人再生で1/10に圧縮。
社会人になって、手を染めたギャンブル。どんどん深みにはまっていき、とてつもない金額の借金を抱えてしまいましたが、個人再生で借金を圧縮し、無理なく返済を続けることができました。
ご相談者様
職業 |
会社員 |
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借入先 |
銀行・クレジットカード・消費者金融 |
債務総額 |
11社 3,000万円 |
住所 |
大阪府 |
Nさんは社会人になってから、麻雀・競馬・パチンコなどのギャンブルに手を出すようになりました。毎月の給料で足りない時は、銀行やクレジットカード・消費者金融から借入をして、ギャンブルの資金にしていました。
そのうち、友人に誘われてFXやカジノにも手を出すようになり、桁違いのお金が動くことに夢中になり、どっぷりとギャンブル漬けの日々を送っているうちに、3,000万円もの借金を作ってしまいました。
大企業にお勤めだったので、年収は1,000万円以上ありましたが、とても返せる金額ではなく、生活が破綻するのは時間の問題でした。
ご相談時の借金状況
解決までの道のり
Nさんは大企業の正社員で、1,000万円を超える年収がありましたが、3,000万円もの借金に利息が付けば、当然返しきれるわけがありません。しかし、安定した収入があることは確かなので、借金を圧縮すれば、十分に返済可能であると判断し、個人再生での解決を目指しました。
必要な資料を準備して、裁判所へ申立をした結果、無事、個人再生が認められました。
その結果、3,000万円あった借金は、300万円にまで圧縮でき、毎月の返済額は約85,000円まで減らすことができました。
これに懲りたNさんはギャンブルからすっぱり手を引き、平穏で健やかな生活を取り戻すことができました。
借入の原因のほとんどがギャンブルであり、また借入額が非常に高額であったため、破産手続きを選んだ場合、免責が認められないか、認められるとしても厳しい審査をクリアしなければならないことが予想されました。
幸い、安定した高収入を得ている会社員なので、債務を圧縮すれば、十分返済していくことが可能と判断し、個人再生で生活を立て直すことができました。
担当弁護士のまとめ
本件はギャンブルが原因であり、借入が3,000万円にも上っているので、破産手続きの難航が予想されること、債務を圧縮すれば支払いを続けながら十分暮らしていけることから、個人再生の手続を行うことにしました。
個人再生は、借金の原因がギャンブルや浪費など免責不許可事由に該当するもので、破産手続きが難しそうな場合にも活用できる手続きです。借金問題で悩んでいる方は、最適な解決方法を見つけるためにも、ぜひ一度当事務所にご相談いただければと思います。