もともと借入れの際の事業見通しが甘かったこともあり、必要以上に多額の資金を借りてしまったUさんの借金総額は1000万円にも膨らみ、月々の返済額も大きくなっていました。
個人再生
2017/09/18
独立して開業した美容院が経営難に。 借金を整理して、再スタートへ。
独立して念願の店を持った美容師のUさんでしたが、今度は自分が従業員に独立されて経営不振に。業務拡大のために借入れた多額の借金を整理したことで楽になり、再び美容室経営を続けることができるようになりました。
ご相談者様
Uさん(30代 男性)
借入先 |
消費者金融、銀行、カード会社 |
---|---|
債務総額 |
1000万円 |
Uさんは美容学校を卒業して大手の美容院で腕を磨いた後、自分のお店を持つようになりました。Uさんの独立を知った元の店の常連客が何人もついてきてくれ、口コミでふえた新規のお客さんと合せて美容室は繁盛。Uさんはさらなる繁栄を目標に掲げ、銀行などから資金を借り入れて事業の拡大に乗り出しました。
ご相談時の借金状況
借金はこうして膨らんだ
このまま成長し続けるかに見えたUさんの美容室でしたが、ナンバー2として開店当初からUさんを支えてくれていた美容師が突如、店を辞めて独立してしまいます。それを機に売上げは激減。それまで順調だった調達資金の返済も滞るようになっていきました。
解決までの道のり
Uさんには、売上げが落ちたといっても美容室からの継続収入があるので、借金を減額した上で返していく個人再生で解決をはかりました。個人再生手続きは順調に進み、借金の負担が軽くなったUさんは、返済を続けながら美容院の営業を順調に続けられています。
1000万円という金額の大きさが問題解決の焦点になりました。任意整理での減額は望めそうになかったので個人再生を選択。裁判所を通すことにはなりますが、個人再生で手続きすれば借金は約5分の1まで減らすことができ、月々の返済も6万円程度になります。Uさんの美容室の経営収支を考えれば十分に支払っていけると判断して個人再生を申し立て、認可されました。
担当弁護士のまとめ
個人再生手続は、借金を5分の1~10分の1(最低額100万円)に圧縮して、3年で分割弁済をする手続きです。借入れの原因は問われませんし、財産があっても手放す必要がありません。本件のように、個人事業をされていて、事業を続けたいという方が利用されることも多くあります。
みお綜合法律事務所では、個人再生だけでなく、破産・任意整理による借金整理のご相談を数多くお受けしております。借金を何とかしたいという方は、一度ご相談いただければと思います。
みお綜合法律事務所では、個人再生だけでなく、破産・任意整理による借金整理のご相談を数多くお受けしております。借金を何とかしたいという方は、一度ご相談いただければと思います。